2022年度
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~


- 34 112 177 239 601 887 1986 1390 232
・2022年4月1日から2023年3月31日までの退院患者さんであり、一般病棟に1回以上入院した患者さんを対象に集計しています。
・入院した後24時間以内に死亡した患者は集計対象外としています。
注)患者数が10人未満は(-)で表示しています。

当院は、大阪府がん診療拠点病院としてがんの治療に重点を置き、幅広い年齢層の患者さんを対象に、急性期医療を提供しております。
年齢階級別の退院患者数をみると、60歳以上の患者さんが退院患者数の約70%以上を占めています。
特に70~80歳代の患者さんが全体の60%以上を占めており、医療圏内の高齢者医療の一翼を担っています。一方で、小児科および産科を標榜していないことから、小児の受入れが少ない状況ではありますが、90歳以上の超高齢者に対しては積極的な治療を心がけています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
呼吸器内科
DPCコード DPC名称

平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)


平均
年齢




040040xx99200x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等12あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 76 2.22 3.05 0 73.93
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2なし 49 17.98 18.57 4.08 72.02
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 38 11.68 8.60 2.63 73.37
040120xx99000x 慢性閉塞性肺疾患 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 21 10.52 13.68 0 74.86
040040xx9905xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等25あり 20 18.5 18.98 0 76.75
呼吸器内科では、肺癌、慢性閉塞性肺疾患、間質性肺疾患、呼吸器感染症、睡眠時無呼吸症候群といった呼吸器疾患全般の診療を行っています。
肺癌の確定診断のため、気管支鏡検査・CTガイド下肺生検等の検査入院が多く肺がんの早期診断・早期治療に努めています。確定診断後は手術適応のない患者さんや術後の抗癌剤治療の1コース目を入院で行なっていますが、原則2コース目以降は外来での化学療法としています。また呼吸器外科、放射線科および緩和ケア内科と密接に連携をとり、がん診療拠点病院として肺癌診療の総合的なレベルアップを目指しております。ここ数年では各種遺伝子検査の充実や分子標的薬、免疫チェックポイント阻害剤の症例数も増加傾向にあります。
循環器内科
DPCコード DPC名称

平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)


平均
年齢




050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし 146 3.5 4.26 0.68 72.09
050070xx01x0xx 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等2なし 73 4.04 4.65 1.37 68.84
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし他の病院・診療所の病棟からの転院以外 55 18.36 17.54 12.73 83.45
050050xx9910x0 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし他の病院・診療所の病棟からの転院以外 44 3.07 3.04 0 74.09
050050xx9920x0 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等12あり 手術・処置等2なし他の病院・診療所の病棟からの転院以外 39 3.72 3.22 0 70.44
循環器内科では、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患、下肢閉塞性動脈硬化症、心房細動・徐脈性疾患といった不整脈、心不全といった循環器疾患全般において高度な診断と治療を行っております。特に直接生命予後に関わる虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)の診断治療に重点を置き、緊急患者にも積極的に対応しています。狭心症に対する経皮的冠動脈形成術・経皮的冠動脈ステント留置術(PCI)、心臓カテーテル検査(CAG)の入院が最も多いです。次に多い不整脈治療では、心房細動などの頻脈性不整脈に対しては経皮的カテーテル心筋焼灼術(アブレーション)を行い、徐脈性不整脈に対しペースメーカーの植え込みを行い専門外来で定期的にフォローアップも行っています。また心不全入院も高齢の患者さんの増加に伴い治療目的の入院が多い傾向です。
消化器内科
DPCコード DPC名称

平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)


平均
年齢




060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 277 2.17 2.64 0 67.41
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 55 7.05 8.94 0 74.89
060020xx04xxxx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 35 8.49 7.76 0 75.6
060050xx97x0xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) その他の手術あり 手術・処置等2なし 28 9.75 10.34 0 75.07
060050xx99000x 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 21 5.05 8.28 0 68.81
消化器内科では、上下消化管、肝臓、胆膵の消化器疾患全般に幅広く対応しています。大腸の腺腫や早期癌に対して内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(EMR)を行い、病変が早期の段階での治療に努めています。
総胆管結石に対しては内視鏡による結石除去、胆管炎や膵癌・胆管癌による閉塞性黄疸に対しては内視鏡によるドレナージ術やステント留置術を行っています。胃の早期癌に対しては内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を行い早期治療に努めています。肝癌に対してはラジオ波焼灼療法、肝動脈塞栓療法など行い、肝硬変等に対しては腹水が貯留した場合、トルバブタン製剤を用いた内服薬治療を行うなど個々の症例に応じた治療を行っています。
血液内科
DPCコード DPC名称

平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)


平均
年齢




130030xx99x5xx 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等25あり 55 18.42 19.67 0 71.09
130010xx97x2xx 急性白血病 手術あり 手術・処置等22あり 34 32.97 37.16 2.94 60.26
130030xx97x50x 非ホジキンリンパ腫 手術あり 手術・処置等25あり 定義副傷病なし 32 20.88 30.75 0 74.38
130030xx99x9xx 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等29あり 32 13.78 13.53 6.25 78.53
130030xx99x8xx 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等28あり 26 13.12 15.95 0 73.12
血液内科では、悪性リンパ腫、急性白血病、多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群などの造血器悪性疾患および、再生不良性貧血、特発性血小板減少性紫斑病などの血液疾患全般を診療対象に、診療ガイドラインと最新エビデンスに基づいた急性期診療を実践しています。また、HTLV-1診療拠点病院*として、成人T細胞白血病・リンパ腫(ATL)の診療やHTLV-1キャリア外来も実施しております(*日本HTLV-1学会登録医療機関)。診断群分類別にみるとリツキサンやポテリジオ、ビダーザなど化学療法を受ける非ホジキンリンパ腫、急性白血病の患者さんが多い傾向です。医師・看護師・薬剤師・理学療法士・ソーシャルワーカーが緊密に連携を取ったチーム医療体制で、常に患者さんに寄り添った血液内科診療を心がけております。
糖尿病・代謝内科
DPCコード DPC名称

平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)


平均
年齢




10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等21あり 90 14.47 14.28 1.11 71.32
10007xxxxxx0xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2なし - - 10.80 - -
100040xxxxx00x 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - 13.43 - -
10006xxxxxx1xx 1型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等21あり - - 13.16 - -
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし - - 13.61 - -
注)10件未満は(-)で表示しています。

主に2型糖尿病、1型糖尿病を対象疾患としており、患者さんやご家族の方に糖尿病を正しく理解して頂けることを目的に「糖尿病教育入院」を行っています。一般的な薬物療法だけでなく、持続皮下インスリン注入(CSII)療法へも取り組み、更に必要に応じて血糖を数日間持続的に測定できる持続血糖モニター(CGM)や血糖値の2週間連続測定が可能なFGMを利用することで、より一層質の高い血糖管理の実現へ向けた入院治療を行っています。療養指導士の資格をもつ看護師、臨床検査技師を中心に、糖尿病足病変の予防や治療、糖尿病性腎症の進展予防への取り組みも積極的に行っています。そして患者さん個別に処方された薬については、その作用の特徴や服薬における注意点などについて、同じく療養指導士の資格をもつ薬剤師を中心に、患者さんとそのご家族に理解を深めて頂けるように努めています。その他にも、バセドウ病や橋本病などの良性甲状腺疾患の診断・治療や副腎疾患のスクリーニング検査、代謝疾患(脂質異常症、高尿酸血症、メタボリックシンドローム等)などの内分泌疾患全般についても診療を行っています。
外科
DPCコード DPC名称

平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)


平均
年齢




060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 90 4.56 4.59 0 73.18
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 41 6.34 6.07 0 63.02
060035xx99x6xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等26あり 37 3.27 4.44 0 58.78
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1なし 36 7.53 9.99 0 70.81
060335xx02000x 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 32 7.63 6.93 0 64.53
外科では患者さんの術後状態を考慮した上で、早期退院を目指しています。入院日数が全国平均よりも短く、効率的な医療を提供できるよう体制を整えております。最も多い症例は鼠径ヘルニアの手術症例です。次いで多い乳腺の悪性腫瘍については温存手術を標準化するよう努めています。胆のう摘出(胆石症、胆嚢ポリープ等)、の治療においては、低侵襲の腹腔鏡下での手術を行うことで早期退院・早期社会復帰を目指しています。また、結腸癌の患者さんに対しては低侵襲な腹腔鏡下手術を適応し、クリニカルパスを用い治療の標準化を行っております。外科的治療のほかにも、化学療法(術後補助や再発時)・放射線治療に加え、緩和医療にも積極的に取り組んでいます。
呼吸器外科
DPCコード DPC名称

平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)


平均
年齢




040040xx97x00x 肺の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 37 12.89 10.06 0 69.86
040200xx97x00x 気胸 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - 16.34 - -
040040xx9905xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等25あり - - 18.98 - -
040200xx01x00x 気胸 肺切除術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - 9.68 - -
040200xx99x00x 気胸 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - 9.24 - -
注)10件未満は(-)で表示しています。

呼吸器外科では、原発性肺がん、転移性肺腫瘍、気胸、縦隔腫瘍などの手術治療及び術後の化学療法を主に行っております。
早期がんに対しては胸腔鏡を用いた侵襲性の低い手術を行うことで、術後早期の退院を目指しています。
整形外科
DPCコード DPC名称

平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)


平均
年齢




070343xx01x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 前方椎体固定等 手術・処置等2なし 106 17.31 20.05 7.55 71.24
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 94 19.4 22.44 0 76.28
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 59 17.68 20.14 0 69.46
070350xx02xxxx 椎間板変性、ヘルニア 椎間板摘出術 後方摘出術 44 10.84 14.17 2.27 57.7
070343xx97x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 その他の手術あり 手術・処置等2なし 42 12.69 15.60 2.38 72.88
整形外科では、各分野の専門医師が中心となって治療をおこなっています。脊柱疾患(頚椎症性脊髄症、腰部脊柱管狭窄症など)に対する手術症例が最も多く、安全性を第一に考え、さらに手術の低侵襲化を図っています。次いで関節疾患(膝関節・股関節)に対する人工関節手術の入院症例が多い傾向です。どのような術式を選択するかは、専門医師が患者さんと情報を共有し相談しながら決定します。いずれの手術を選択いただいても、術後早期よりリハビリテーションを開始し、早期退院、早期社会復帰が可能となるよう治療をすすめています。
婦人科
DPCコード DPC名称

平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)


平均
年齢




120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 44 6.45 5.98 0 43.68
12002xxx02x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 手術・処置等2なし 39 3 3.02 0 39.13
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 34 7.41 6.04 0 42.88
120220xx01xxxx 女性性器のポリープ 子宮全摘術等 26 2.88 2.81 0 45.73
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 19 9.74 9.27 0 42.58
婦人科では、子宮や卵巣の良性・悪性疾患から不妊症まで、さまざまな疾患に対応しています。
子宮附属器腫瘍や子宮筋腫に対して、傷が小さく、術後腹腔内癒着の少ない腹腔鏡下手術を取り入れ、患者さんに優しい医療を目指しています。子宮頸部上皮内腫瘍に対する子宮頸部円錐切除術を数多くこなしています。また悪性腫瘍術後は、術後補助化学療法を外来で行っています。この他にも、体外受精・顕微授精や受精卵の凍結・融解胚移植など高度な生殖補助医療も充実させています。
眼科
DPCコード DPC名称

平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)


平均
年齢




020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患 手術あり両眼 257 2 4.67 0 78.38
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり片眼 16 2 2.63 0 77.06
眼科では白内障に対する手術を中心に行っています。
最も症例数の多い白内障の患者さんに対しては年齢や病気により混濁した水晶体を取り除き、摘出した水晶体の代わりに眼内レンズを挿入する手術を行っています。基本的に1泊2日の両眼入院となりますが、患者さんのご希望により1泊2日で片眼白内障手術も行っています。
泌尿器科
DPCコード DPC名称

平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)


平均
年齢




110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 64 2.73 2.45 0 74.06
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2なし 57 5.88 6.85 0 73.23
11012xxx02xx0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 定義副傷病なし 43 4.51 5.29 2.33 64.37
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術等 17 7.94 7.82 0 72.24
11013xxx04xxxx 下部尿路疾患 膀胱結石、異物摘出術 経尿道的手術等 15 4.33 5.16 0 76.27
泌尿器科では、前立腺がんの疑いのある患者さんに対して前立腺針生検の検査入院と膀胱癌に対する経尿道的手術の入院症例が多くなっています。また腎結石や尿管結石に患者さんに対しては、主にホルミウムレーザーを用いた経尿道的尿路結石除去術を行っております。その他にも尿閉等の排尿障害をきたす前立腺肥大症に対する経尿道的前立腺切除術も多数行っています。また前立腺癌・膀胱癌・腎臓癌・精巣癌といった泌尿器系の悪性腫瘍に対しては、腹腔鏡下手術や術前・術後の症例に応じた化学療法・ホルモン療法にも積極的に取り組んでいます。
皮膚科
DPCコード DPC名称

平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)


平均
年齢




080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1なし 10 9.8 13.50 0 68.60
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 - - 9.25 - -
080050xxxxxxxx 湿疹、皮膚炎群 - - 10.63 - -
100100xx99x0xx 糖尿病足病変 手術なし 手術・処置等2なし - - 21.82 - -
161000x199x0xx 熱傷・化学熱傷・凍傷・電撃傷(Burn Index10未満) 手術なし 手術・処置等2なし - - 12.46 - -
注)10件未満は(-)で表示しています。

皮膚科では、蜂窩織炎(蜂巣炎)や帯状疱疹(ヘルペス)の患者さんを入院では多く受け入れております。
その他にも湿疹、じんましん、アトピー性皮膚炎、乾癬、足白癬(水虫)、いぼ、帯状疱疹(ヘルペス)、皮膚腫瘍など皮膚に関するさまざまな病気の診察を行っています。
耳鼻咽喉科・頭頸部外科
DPCコード DPC名称

平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)


平均
年齢




030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 49 5.08 6.23 0 59.71
030240xx97xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 その他の手術あり 23 8.43 8.45 0 27.87
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 17 6.35 5.69 0 35.59
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 16 8.31 7.73 0 29.19
030150xx97xxxx 耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍 手術あり - - 6.81 - -
注)10件未満は(-)で表示しています。

耳鼻咽喉科・頭頸部外科では主に鼻・副鼻腔領域(好酸球性副鼻腔炎を含む副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎に対する内視鏡手術、前弯を含む鼻中隔弯曲に対する矯正術など)や甲状腺領域(悪性疾患含む)、その他の頭頸部領域では良性疾患を中心に耳鼻咽喉科領域の疾患に対して幅広く対応しています。最も多い急性炎症(扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎など)に対する入院では患者さんの平均年齢が33歳であり若年層の入院が多い結果となりました。2番目に多い入院は慢性副鼻腔炎など鼻・副鼻腔疾患に対する内視鏡手術で症例によってナビゲーションシステムを使用しています。
脳神経内科
DPCコード DPC名称

平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)


平均
年齢




010160xx99x00x パーキンソン病 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 19 17.58 17.86 10.53 76.37
020150xx99xxxx 斜視(外傷性・癒着性を除く。) 手術なし - - 9.36 - -
010060x2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 定義副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 - - 15.57 - -
010080xx99x0x1 脳脊髄の感染を伴う炎症 手術なし 手術・処置等2なし15歳以上 - - 16.74 - -
010155xxxxx0xx 運動ニューロン疾患等 手術・処置等2なし - - 13.83 - -
注)10件未満は(-)で表示しています。

脳神経内科では、パーキンソン病、重症筋無力症、脳卒中(脳梗塞、脳出血)、脊髄小脳変性症などの疾患に対する入院を主に受け入れております。中でもパーキンソン病に対する薬物療法やリハビリテーションを目的とした入院が多くなっており、パーキンソン病に伴う嚥下機能の低下により発症をきたす誤嚥性肺炎などの急性疾患にも対応しています。また脳梗塞の患者さんについては、内科的治療、主に抗血小板薬といった薬剤での保存的治療と、脳梗塞のリスク評価を行い、入院早期から在宅復帰に向けた退院支援を積極的に取り組んでいます。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 22 - 14 15 24 - 1 8
大腸癌 16 23 23 67 23 43 1 8
乳癌 38 18 - - - - 1 8
肺癌 34 14 44 71 97 36 1 8
肝癌 13 - - - 14 48 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
定義)治療前のUICC TNM分類でステージ分類しており、術後病理によるステージとは異なります。Stage0上皮内がんは集計対象外です。
注)「初発」はがんの診断や初回治療を実施した場合です。「再発」は、一連の初回治療が終了後に追加治療もしくは再発治療を行った場合です。
患者数は延入院回数(1人の患者さんが一連の治療で複数回入院した場合はその入院回数分計上)となっております。たとえば化学療法のため短期入院を繰り返した場合の延入院回数を含みます。不明にはがんの診断やステージを決めるための検査入院が含まれてます。
注)10件未満は(-)で表示しています。

5大癌とは、胃癌・大腸癌・乳癌・肺癌・肝癌のことを表します。UICCが定めた腫瘍の病期分類があり、T(原発腫瘍の拡がり)、N(所属リンパ節転移の有無と拡がり)、M(遠隔転移の有無)を評価し、それを指標に癌の進行度と拡がりの程度を一度に表わすことが出来る様に作られたのがStage分類です。 この指標では、当院が入院治療を行った5大癌のStage分類毎の患者数を示しています。

5大癌のうち、当院で最も症例数の多い癌は肺癌で、そのほとんどが化学療法目的で入院されています。
精査においてすでに遠隔転移がある場合、化学療法投与後も再発となる場合が多いため、その結果ステージⅣまたは再発の割合が高くなっています。またステージⅠ・ステージⅡの肺癌(縦隔リンパ節転移がない肺癌)や転移性肺腫瘍を対象に、胸腔鏡下低侵襲手術を施行しています。
胃癌ではステージⅠの症例数が多くなっていますが、早期癌に対する内視鏡的治療などを積極的に行っていることが理由として挙げられます。
乳癌についてはステージⅠ・ステージⅡに占める割合が多くなっていますが、これは早期発見・早期治療が浸透している結果が反映されています。
大腸癌については、早期癌に対しては内視鏡での治療、根治が期待される場合は腹腔鏡下・開腹下での手術を行い、進行癌や再発といった難治が見込まれる際は、抗がん剤治療・緩和ケアや疼痛コントロールが行われるなど患者さんの病態・ステージに応じた治療を選択しています。また、肝転移・肺転移巣切除にも積極的に取り組んでいます。肝癌では再発の割合が高いため、他のがんと異なり肝臓内に局所再発することが多く、動脈塞栓術・ラジオ波等を繰り返し行うことで、定期的なフォローアップを実施しています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード


平均
在院日数
平均
年齢
軽症 - 8 60
中等症 42 14.33 79.14
重症 10 11.8 81.4
超重症 - 14 86
不明 - - -
注)10件未満は(-)で表示しています。
注)重症度は市中肺炎ガイドラインによる重症度分類システム(A-DROPシステム)により分類しています。

肺炎治療については、軽症の場合は外来治療が基本となりますが、患者さんの状態によっては入院での治療が必要となります。
高齢化に伴い肺炎患者が増加傾向にありますが、当院の成人市中肺炎の重症度別患者数は、「中等症」の患者数が最も多くなっています。
原因としては、「男性70歳以上・女性75歳以上」が重症度分類の判定基準の一つにあげられるため、高齢化による影響で中等症になりやすくなる状況にあると考えられます。重症度が上がるほど在院日数が伸びる傾向があります。
当院では、市中肺炎・院内肺炎ガイドラインに準じて適正な抗菌薬を選択し、入院期間の短期化・耐性化予防を図り、重症例では人工呼吸管理・栄養管理を含む全身管理を実施しています。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から

平均在院日数 平均
年齢


3日以内 24 26.29 76.17 2.7
その他 13 60.62 75.08 2.7
当院では、比較的軽症の脳梗塞の患者さんを受け入れており、主に抗血小板薬といった薬剤での保存的治療を行っています。また当院の回復期リハビリテーション病棟では、脳血管疾患の患者さんを対象に、日常生活動作の能力向上を目指し、脳血管疾患リハビリテーション(I)に基づいた訓練を実施し、在宅での生活をスムーズに行えるよう尽力しています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
循環器内科
Kコード 名称

平均
術前
日数
平均
術後
日数


平均
年齢




K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 113 1.53 2.02 0.88 73.37
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) 72 1.18 2.33 1.39 68.26
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 36 1.14 2.17 0 75.14
K5463 経皮的冠動脈形成術(その他) 32 1.13 1.75 0 69.72
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 23 1.52 9.83 0 79.26
循環器内科では狭心症や心筋梗塞といった虚血性心疾患に対する経皮的冠動脈ステント留置術というカテーテルを用いたインターベンション治療を多く実施しており、入院期間も短くなっています。不整脈治療では、心房細動などの頻脈性不整脈に対しては経皮的カテーテル心筋焼灼術(アブレーション)を行い、また徐脈性不整脈の患者さんに対してはペースメーカー植込み術や電池消耗による交換術を行っています。四肢の血管拡張術に関しても、適応が有れば積極的に行っています。
消化器内科
Kコード 名称

平均
術前
日数
平均
術後
日数


平均
年齢




K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) 256 0.14 1.23 0.39 67.38
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 38 1.5 10.21 0 79.71
K6152 血管塞栓術(選択的動脈化学塞栓術) 35 1.71 8.63 0 76.46
K6852 内視鏡的胆道結石除去術(その他のもの) 34 0.82 4.65 0 78.18
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル以上) 34 0.06 1.44 0 67.41
大腸の腺腫や早期癌の患者さんに対して施行する内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術が最も多い症例となっており、病変が早期の段階での治療に努めています。
次に多い胆管炎や膵癌・胆管癌による閉塞性黄疸に対して行う内視鏡的胆道ステント留置術が2番目に多い症例です。現在は内視鏡的手技が大きく進歩し、開腹等の手術を行わず内視鏡的に対応出来るようになっており、これらの手技を積極的に消化器内科が施行していることが分かります。
外科
Kコード 名称

平均
術前
日数
平均
術後
日数


平均
年齢




K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 74 1.77 4.14 0 64.01
K6335 鼠径ヘルニア手術 53 1.06 2.55 0 74.00
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 41 4.05 16.41 4.88 76.05
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 38 1.21 2.29 0 70.74
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術)(腋窩部郭清を伴わない) 30 1.53 3.03 0 65.37
胆石症、胆嚢ポリープなどの患者さんに対する腹腔鏡下胆嚢摘出術を最も多く実施しており、低侵襲の腹腔鏡下での手術を行い、早期退院・早期社会復帰を目指しています。3番目に多い結腸癌の患者さんに対して、低侵襲な腹腔鏡下手術を適応し、クリニカルパスを用い治療の標準化を図っています。5番目に多い乳腺の悪性腫瘍手術については温存手術を標準化するよう努めています。いずれも各疾患の治療ガイドラインに準じた手術治療を基本に、化学療法や放射線科と連携した集学的治療にも積極的に取り組んでいます。
呼吸器外科
Kコード 名称

平均
術前
日数
平均
術後
日数


平均
年齢




K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) 21 2.52 10.05 0 67.86
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) - - - - -
K514-22 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(区域切除) - - - - -
K513-4 胸腔鏡下肺縫縮術 - - - - -
K5131 胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除)) - - - - -
注)10件未満は(-)で表示しています。

原発性肺癌、転移性肺腫瘍に対して胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術が呼吸器外科の主な手術です。鏡視下にて手術を行うことで、術後早期の退院を目指しています。
整形外科
Kコード 名称

平均
術前
日数
平均
術後
日数


平均
年齢




K0821 人工関節置換術 肩、股、膝 153 2.08 15.65 0 73.63
K1423 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 後方椎体固定 91 1.70 14.89 7.69 70.91
K1425 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 椎弓切除 49 1.88 14.41 6.12 73.20
K1342 椎間板摘出術(後方摘出術) 43 1.98 7.56 2.33 57.58
K142-4 経皮的椎体形成術 38 4.42 11.53 10.53 81.58
変形性膝・股関節症に対する人工関節置換術と腰部脊柱管狭窄症に対する脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓切除)、が整形外科の最も主な手術です。人工股関節手術では、ナビゲーションシステムを導入しており、1mm、1度単位で正確な位置に人工関節を設置することが可能です。脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術では狭くなった脊柱管を広げることで神経への圧迫を取り除き疼痛を改善します。また不安定性を伴った脊椎に対しては固定術も行っています。その他にも大腿骨頚部骨折、橈骨遠位端骨折など四肢の骨折に対する手術も積極的に行っています。
婦人科
Kコード 名称

平均
術前
日数
平均
術後
日数


平均
年齢




K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) 42 1.02 5.36 0 42.07
K867-3 子宮頸部摘出術(腟部切断術を含む) 39 1.00 1.00 0 39.13
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 30 1.10 5.90 0 47.93
K872-32 子宮鏡下有茎粘膜下筋腫切出術(その他) 25 0.88 1.00 0 46.92
K635 胸水・腹水濾過濃縮再静注法 21 1.14 3.90 0 70.71
婦人科では卵巣腫瘍や卵巣子宮内膜症のう胞、子宮筋腫に対しては、傷が小さく術後腹腔内癒着の少ない腹腔鏡下手術を取り入れ、患者さんに優しい医療を目指しています。また子宮粘膜下筋腫、子宮内膜ポリープ、子宮形態異常に対して積極的に子宮鏡下手術を行っています。
眼科
Kコード 名称

平均
術前
日数
平均
術後
日数


平均
年齢




K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他) 273 0.00 1.00 0 78.30
最も症例数の多い白内障では、年齢や病気により混濁した水晶体を取り除き、摘出した水晶体の代わりに眼内レンズを挿入する手術を行っています。また眼科では他にも斜視手術や網膜硝子体疾患に対する硝子体茎顕微鏡下離断術、眼瞼下垂の手術にも対応しています。
泌尿器科
Kコード 名称

平均
術前
日数
平均
術後
日数


平均
年齢




K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 56 1.07 4.20 0 73.43
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 40 1.00 2.63 2.50 65.03
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 21 1.57 3.52 14.29 67.00
K8411 経尿道的前立腺手術(電解質溶液利用) 18 1.33 5.89 0 72.72
K7981 膀胱結石、異物摘出術 経尿道的手術 16 0.88 2.56 0 76.31
泌尿器科で最も多い手術は、経尿道的に行う膀胱悪性腫瘍手術です。次に尿路結石症に対する経尿道的内視鏡による結石破砕の治療(TUL)の件数が2番目に多い手術です。また尿路結石や水腎症で尿管狭窄となった患者さんに対して行う経尿道的尿管ステント留置術も3番目に多く実施しています。その他にも尿閉等の排尿障害をきたす前立腺肥大症に対する経尿道的前立腺切除術も多数行っています。前立腺癌・膀胱癌・腎臓癌・精巣癌といった泌尿器系の悪性腫瘍に対する腹腔鏡下手術も積極的に実施しています。
耳鼻咽喉科・頭頸部外科
Kコード 名称

平均
術前
日数
平均
術後
日数


平均
年齢




K3772 口蓋扁桃手術 摘出 40 1.00 6.38 0 28.55
K347 鼻中隔矯正術 29 1.00 3.03 0 48.03
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 25 1.08 3.16 0 65.24
K368 扁桃周囲膿瘍切開術 - - - - -
K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術4型(汎副鼻腔手術) - - - - -
注)10件未満は(-)で表示しています。

最も多い慢性扁桃炎に対する口蓋扁桃摘出術では比較的若い患者さんが多いという特徴があります。次に多い前弯を含む鼻中隔弯曲症に対する鼻中隔矯正術や慢性副鼻腔炎に対する内視鏡下鼻・副鼻腔手術も積極的に行っています。鼻の内視鏡手術の総計は61人でした。
また集計方法について、入院中に複数の手術を行った場合、診療報酬上の主たる手術(又は点数の最も高い手術)の手術を、1患者を1件としてカウントしております。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 2 0.04
異なる 8 0.14
180010 敗血症 同一 5 0.09
異なる 10 0.18
180035 その他の真菌感染症 同一 1 0.02
異なる 10 0.18
180040 手術・処置等の合併症 同一 24 0.42
異なる 4 0.07
注)10件未満は(-)で表示しています。

播種性血管内凝固症候群(DIC)は、悪性腫瘍や感染症に合併することが多い疾患です。当院ではDICが契機となって入院された患者さんはおらず、何らかの疾患で入院されその経過中にDICを合併された患者さんがほとんどです。
敗血症は、何らかの原因で細菌が血液の中に入り、組織や臓器を障害する重篤な疾患です。敗血症を契機として入院される患者さんもおりますが、悪性腫瘍、自己免疫疾患の患者さんが入院経過中に免疫不全状態から合併することが多い病態です。
手術や検査・処置の際、合併症を起こさないように細心の注意を払って施行していますが、合併症はどうしても一定の確率で起こり得ます。起こり得る合併症については、事前に可能な限り患者さんに説明した上で、手術や処置の施行に同意をいただくよう努めています。
更新履歴
2023/9/26

医療の質指標の公開について

当院では、医療の質を示す指標としてQuality Indicator(QI)を公開しています。
QIとは、医療の質を定量的に評価する指標のことで、目的は医療の過程や結果から課題や改善点を見つけ出し、医療の質を向上させることです。
ただし、他の病院との単純比較はできません。なぜなら、QIは病院ごとの役割や機能、地域の特性や患者さんの状態、重症度、年齢など様々な要因に影響されるためです。

当院では、京都大学のQIプロジェクト(http://med-econ.umin.ac.jp/QIP/)に参加しており、
参加病院と共通の指標を用いることで、全国の中で自院の立ち位置を把握します。また経年変化を捉え、変化の要因を分析し、PDCAを行うことで医療の質向上に取り組んでいます。

大阪鉄道病院 医療の質指標