診療科

呼吸器内科

安心して地域の呼吸器診療を任せて いただけるような呼吸器内科を目指します

特色

当科では呼吸器疾患全般の診療を行っております。 特に肺癌診療に関してはこの数年間で診断、検査、治療において劇的に進歩していますが、当院では常に最新の診療を実践しております。 また、放射線治療科、呼吸器外科、緩和ケア内科との密接な連携も行い集学的な治療を実施しています。 さらに、患者さん、ご家族と十分相談を行った上で、個々のニーズに合わせた治療方針を検討しております。

検査については最新の気管支鏡システムを導入し、肺癌の診断を行うだけではなく遺伝子パネル検査に必要な検体量を十分確保するように努めています。 また縦郭リンパ節病変や縦隔腫瘍の診断には超音波気管支鏡ガイド下針生検(EBUS-TBNA)、原因不明の胸水には局所麻酔下胸腔鏡検査、 肺末梢病変にはCT/エコーガイド下肺生検も実施しており、確実な診断を行います。

気管支喘息については吸入治療で改善がみられないような重症例も数多くご紹介いただき、診療をしております。 生物学的製剤の導入実績も豊富で、各種検査で病態を把握し、必要な症例には積極的に導入を行い、症状の改善を目指しております。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)については内科的な治療を行うだけではなく、栄養療法、 運動療法のサポートを多職種で協議しながら実践し、健康寿命の延長を目指しております。

間質性肺疾患については画像読影、検体検査、気管支鏡検査を通じて診断を行うとともに、 病態に応じてステロイド/免疫抑制剤治療、抗線維化薬による治療を積極的に導入しております。

また睡眠時無呼吸症候群(SAS)の専門外来を週1回行っており、平成14年に睡眠ポリグラフ検査(polysomnography)の機器を導入以来、 同検査の施行数は500件を超え、現在当科のSAS専門外来患者も150名を超えています。

体制 スタッフは常勤医5名、非常勤医2名の体制で診療を行っております。 地域の呼吸器診療の一役を担えるように今後も丁寧な診療を心がけてまいります。

医師のご紹介

玉垣 学也 (たまがき がくや)

役職
部長
専門分野
呼吸器全般
資格
日本内科学会認定総合内科専門医・指導医、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医・指導医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、ICD認定

西田 浩平 (にしだ こうへい)

役職
医長
専門分野
呼吸器全般
資格
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医、 日本呼吸器学会認定呼吸器専門医・指導医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、日本結核病学会結核・抗酸菌症認定医、大阪府難病指定医

戸田 詩織 (とだ しおり)

役職
医長
専門分野
呼吸器全般
資格
日本専門医機構認定内科専門医

永井 貴彬 (ながい たかあき)

役職
医長
専門分野
呼吸器全般

青原 大介 (あおはら だいすけ)

役職
医長
専門分野
呼吸器全般

仲岡 裕右 (なかおか ゆうすけ)

役職
非常勤
専門分野
呼吸器全般
資格
日本内科学会総合内科専門医、日本呼吸器学会専門医、日本医師会認定産業医

水谷 萌 (みずたに めぐみ)

役職
非常勤
専門分野
呼吸器全般

主な疾患

肺癌、慢性閉塞性肺疾患、気管支喘息、間質性肺炎、呼吸器感染症、睡眠時無呼吸症候群

【専門外来】 睡眠時無呼吸症候群(SAS)外来

診療実績 ※2023年度

  • 外来患者数 44.2人/日
  • 入院患者数 24.0人/日
  • 平均在院日数 12.1日

診療担当医表

1診 玉垣 西田 玉垣 西田 玉垣
2診 戸田 永井 戸田 青原 当番医
共通診 松本 仲岡
※ 水曜日共通診:予約制による無呼吸外来
※ 当番医:第1・3・5金曜日 永井医師
※ 当番医:第2・4金曜日 青原医師

主な検査・治療実績 ※2023年度

主要診断群分類(入院のみ) 件数
肺の悪性腫瘍 287件
肺炎等 79件
間質性肺炎 59件
その他の感染症(真菌を除く) 33件
睡眠時無呼吸症候群 32件
慢性閉塞性肺疾患 26件
誤嚥性肺炎 19件
喘息 17件
肺・縦隔の感染・膿瘍形成 12件
胸水・胸膜の疾患(その他) 12件
その他 87件
項目 2021年度 2022年度 2023年度
気管支鏡検査 116件 121件 117件
睡眠時無呼吸症候群 20件 63件 50件
CTガイド下肺生検 10件 15件 23件