病院の特色
回復期リハビリテーション病棟
回復期リハビリテーション病棟とは
脳血管疾患または大腿骨頚部骨折の手術など急性期で治療を受け、
病状が安定した患者さんに対して、食事、更衣、排泄、移動、会話などのADL(日常生活動作)の能力向上による寝たきり防止と家庭復帰を目的としたリハビリテーションプログラムを集中的に行います。
医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、ソーシャルワーカー、栄養士等の専門職が協力して患者さんに合わせたプログラムを作成し、これに基づくリハビリテーションを行って自宅への退院を目指す病棟です。
主な疾患
脳血管疾患、頭部外傷、くも膜下出血のシャント術後、脳腫瘍、脳炎、脊髄炎、多発性硬化症等の発症後または手術後。高次脳機能障がいを伴った重度脳障がい。
大腿骨、骨盤、脊柱、股関節または膝関節の骨折の発症後または手術後。
大腿骨、骨盤、脊柱、股関節または膝関節の神経、筋または靭帯損傷後1ヶ月以内。
特色
医師・看護師・理学療法士・作業療法士・
言語聴覚士・医療ソーシャルワーカーなど
多職種で連携し、より生活に密着した
リハビリテーションを実施しており、
患者さんが可能となった動作を
できるだけ生活に結びつけるように、
実際生活の中でもリハビリテーションを行っています。
回復期リハビリテーション病棟の目標である
自宅退院に向け、必要に応じて患者さんの自宅へ訪問することがあります。
また、自宅改修の相談や福祉用具の選定などをしています。
患者さんだけでなく、御家族の生活も考慮し、病院からのスムーズな移行ができるように取り組んでいます。
スタッフ2023年2月現在
医師(神経内科医、整形外科医) | 2人 |
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看護師 | 19人 |
看護補助者 | 9人 |
理学療法士※ | 22人 |
作業療法士※ | 10人 |
言語聴覚士※ | 3人 |
医療ソーシャルワーカー※ | 4人 |
急性期を含む
入院までのながれ
- 入院相談
- 相談、見学のご希望などございましたら、お気軽にお電話ください。
相談窓口:医療福祉相談室(代表)TEL:06-6628-2221
- 診療情報の提供
- 現在ご入院中の病院より、医療福祉相談室へ診療情報提供書等を送信してください。
直通FAX:06-6621-3032
- 判定会議
- 当院入院判定会議により入院の可否を決定し通知します。
- 受診
- リハビリテーション科の外来受診を受けてください。
入院を希望されるご本人のご家族に受診して頂いています。
- 入院
- 家庭・社会復帰に向けてリハビリテーションを開始します。
カンファレンス
患者さんの状態を多職種で共有し、随時カンファレンスで
情報交換を行います。そして今後の治療方針をチームで検討し「リハビリテーション総合実施計画書」を作成します。
患者さんやご家族の希望に合わせるように努めて今後の予定や目標を設定し、不安の軽減に尽力しています。
日常生活
入院中の患者さんは、機能回復・基本能力の獲得を目標に理学療法・作業療法を行い、喋りにくさや飲み込みにくさがある場合には言語聴覚療法を行います。
また、看護師とともにリハビリ中の「できる動作」を日常生活で「している動作」に近づけるよう支援します。
歩行の支援
身体活動の支援
日常生活の支援
専門チームとの連携
嚥下障がい、排尿障がいなど後遺症のある患者さん、また、認知症のある患者さんにも専門チームと連携してケアを行っています。
退院にむけて
患者さん、ご家族の方の意向に沿って、退院に向けたご相談を承ります。
- 介護保険申請等、在宅サービス利用の確認
- 自宅生活を想定したリハビリテーション
- ケアマネージャー、関係機関との連携
- 家屋調査・環境調整指導
- 福祉機器等の助言・手配
- ご家族への介助方法の指導
- 退院後の身体障がい者手帳取得の相談