01.看護部の紹介

リソースナース(認定看護師・特定行為研修修了者)

リソースナースは、常に変化する医療現場の最前線で働く看護師たちを専門的知識や技能で支援する看護師のことです。大阪鉄道病院では、水準の高い看護技術と知識を有する認定看護師が中心となりリソースナースとしての役割を果たしています。
また、状況に応じて他分野とコラボレーションを行い、よりよい看護が提供できるように努めています。

皮膚・排泄ケア認定看護師 (柿元 奈緒子・米田 愛)

ストーマ(人工肛門)・創傷(おもに褥瘡)・失禁ケア専門の看護師です。ストーマケアでは、毎週月・水曜に、プライバシーの守れる個室でストーマ外来を実施しています。おもにスキンケア・装具選択・生活相談などを行っています。手術後間もない方から20年以上経過した方まで、オストメイトの皆さんが安心して過ごせるように看護しています。 褥瘡ケアでは、病棟の褥瘡担当看護師とともに予防を中心に活動しています。失禁ケアでは、自力で十分に排尿ができない方や、尿便失禁のある方の排泄ケアを行っています。
皮膚・排泄ケアの質の向上に向けて、院内を横断的に活動しています。

慢性心不全看護認定看護師(髙山真実)

慢性心不全とは、心臓の機能が低下して、体に十分な血液を送り出せなくなった状態を言います。慢性心不全患者さんは心不全の悪化と回復を繰り返しながら徐々に心臓の機能や身体能力が低下していくという特徴があるため、心不全を繰り返さないことが重要となります。心不全の悪化は心臓の問題だけでなく生活習慣の影響を受けるため、心不全を悪化させない日常生活を送ることが大切です。慢性心不全患者さんやご家族と共に、心不全を悪化させない生活について考え、患者さんが自分らしく療養生活を送ることが出来るよう支援を行っていきます。

がん性疼痛看護認定看護師(三木 章乃)

日本では2人に1人が”がん”になる時代。そんななか、がん患者さんでは約70%の方が痛みを体験すると言われています。痛みを我慢していると、眠れなくなったり、食べることができなくなったり、いらいらしたり…。身体にもこころにもストレスになり、体力を消耗します。また、痛みを長い間がまんしていると悪化し、余計に多くの鎮痛剤が必要になるとも言われています。痛みを緩和して本来の治療に専念できるように、また痛みを緩和することで、大切な時間をその人らしく過ごすことができるように、微力ながらサポートさせていただきます。

がん化学療法看護認定看護師(中村 千絵・中島 いづみ)

がん化学療法はがんに対し効果が期待できる反面、副作用の心配があります。副作用をコントロールし、治療が円滑に進むよう、医師や薬剤師など多職種と協働しながら、科学的根拠に基づいた副作用対策を実施しています。がん治療は長期にわたることもあり、患者さんやご家族ががん化学療法を継続していくなかで生じた、心理的・社会的問題に対してサポートしています。
また、院内のがん化学療法看護の質の向上を目指し、化学療法に携わる看護スタッフの教育・相談を実施しています。

感染管理認定看護師(坂本 麗花・吹曽 彩)

感染症から外来・入院患者さん、ご家族、職員など病院に関わるすべての人を守るため、また、感染症を広げないために組織横断的に活動しています。感染対策は、“感染症の有無に関わらず”日常的な実践が感染予防に繋がります。 そのために、継続した職員教育やサーベイランスを行い、院内の感染対策の質向上に向けて取り組んでいます。また、当院では、様々な職種が連携した院内感染対策チーム(ICT)を中心として、感染症の患者さん一人ひとりに対応した感染症治療・対策を行っています。

認知症看護認定看護師(森田 由紀子)

高齢化がすすむにつれ一般病院にも認知症患者さんの入院が増加しています。高齢の患者さんや認知症の患者さんは、入院により環境・生活リズムが変化することや、疾患による心身の苦痛により、せん妄や行動心理症状を引き起こすことも少なくありません。 それらを予防・緩和し、安全に安心して入院生活を送っていただけるよう環境を調整し、個人の意思を尊重した看護を実践します。認知症を正しく理解し、適切なケアができるよう、院内研修やスタッフ指導、コンサルテーションを実施し看護の質の向上を目指しています。

摂食・嚥下障害看護認定看護師(菊地 香織)

「摂食・嚥下障害」とは、食べることや飲み込むことの障害です。食事を行うことは、体に必要な栄養素の補充をするのみでなく、人とのコミュニケーションの場にもなります。しかし、加齢や病気などにより、摂食・嚥下障害が生じ、好きな食べ物を食べることができない状況の方もいらっしゃいます。誤嚥性肺炎や窒息などのリスクを回避しながら「安全においしく食べることができる」ことを目標に、多職種と連携を図りながら看護させていただいています。

がん放射線療法看護認定看護師(有薗 恵子)

放射線療法は、手術療法、化学療法と並ぶがん治療の3本柱の1つです。がんの早期から終末期までのあらゆる時期に使用され、大きな治療効果をあげていますが、放射線療法についてご存知ない方や、マイナスイメージを持たれている方も多くおられます。
多くの方に放射線療法のことを知っていただき、安心して治療が受けられるよう、患者さんやご家族に寄り添いながら、治療を安全・確実に継続して行えるようサポートさせていただきます。

緩和ケア特定認定看護師(井上 壽子)

がんや心不全などの慢性疾患になると、痛みや呼吸困難などの身体的な症状だけではなく、仕事や家族のこと、将来への不安など、様々なつらさを経験すると言われています。緩和ケアとは、このような体や心のつらさを抱える患者さんやご家族に対して、つらさを和らげ、より良い療養生活を送ることができるように支えていくことです。人にはそれぞれのライフスタイルや価値観があるため、苦痛と感じる症状、思い、抱える悩みなども異なります。そのため、患者さんやご家族との対話を重ね、その思いを大切にしながら症状緩和を図り、その人の望む生活を送ることができるようサポートさせていただきます。

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